バリアフリー地図/ナビ(従来):GPSの測位精度の誤差によりルート表示に課題《画像提供 ゼンリン》

全日本空輸(ANA)、WheeLog、ゼンリン、ゼンリンデータコムは5月23日、「バリアフリー地図/ナビ」機能で活用されている車いすの移動履歴と、ゼンリングループが保有する地図データをマッチング処理し、車いすユーザーが移動できるルート表示の精度を向上したと発表した。

今回の取り組みは、車いすユーザーが快適にストレスなく移動可能なバリアフリールートナビを実現する一環。ANAが運用する経路検索サービス「空港アクセスナビ」の「バリアフリー地図/ナビ」機能に活用されている車いすユーザーの移動履歴と、地図データをマッチング処理して、バリアフリールートを地図上で表現する。

「バリアフリー地図/ナビ」は、車いすユーザーの移動履歴やバリアフリースポット情報などの確認が可能なサービスで、ユニバーサルMaaS(モビリティアズアサービス)のコンセプトや過去3年間にわたる実証実験結果から考案した。

精度向上によって「バリアフリー地図/ナビ」機能を利用する車いすユーザーがより快適でストレスのない移動のサポートが可能になるとしている。

バリアフリー地図/ナビ:移動経路表示の精度向上《画像提供 ゼンリン》 「バリアフリー地図/ナビ」機能の利用方法《画像提供 ゼンリン》