アウディ Q2 TDIモデル《写真提供 アウディジャパン》

アウディジャパンは、コンパクトSUV『Q2』シリーズにクリーンディーゼルエンジン搭載のTDIモデルを追加。装備、仕様を一部変更し、5月17日より販売を開始する。

Q2シリーズは、アウディQシリーズの中で最も小さく、個性的でコントラストの効いた内外装のデザインが特徴だ。全長4.2m、全幅1.8m、全高1.53mと都市部の機械式立体駐車場に入庫可能なボディサイズながら、ワンサイズ上のクラスに匹敵する快適性とユーティリティ性能を両立。昨年デビュー以来はじめて大幅な刷新を行い、商品力を増している。

TDIモデルも今回のアップデートにより、ボンネットの先端に、往年の『アウディ スポーツ クワトロ』のイメージを受け継ぐ3分割スリットを備えた。また薄型化した8角形のシングルフレームグリルをはじめ、よりシャープなデザインのLEDヘッドライト、開口部を拡大したフロントバンパー、5角形のモチーフを取り入れた力強い印象のリヤバンパーなどを採用。大きなルーフスポイラーに加えて、新デザインのリヤディフューザーなど、リヤビューは彫刻のように大胆に形づくられており、これまで以上にスポーティで存在感のあるデザインとなった。

また、標準グレード「アドバンス」ではアンダーガードはシルバーで、ホイールアーチエクステンションやサイドシルなどはコントラストペイントに、上級グレード「Sライン」では、それらをすべてボディ同色とし、グレードの違いによる個性を際立たせた。加えてSラインにはマトリクスLEDヘッドライト ダイナミックターンインディケーターを新たにオプション設定した。

インテリアもアップデートによりエアベントやシフトレバーのデザインを変更したほか、水平基調のダッシュボードと宙に浮かぶようなセンタークラスター、円形の4つのエアベントによりスタイリッシュでモダンな雰囲気を演出。クラスを超えたより洗練されたコックピットデザインとなっている。

メーターパネル内には12.3インチ液晶ディスプレイのアウディバーチャルコックピットを採用。MMIナビゲーションシステムやアウディコネクト、アウディスマートフォンインターフェイス等、利便性の高いインフォテインメントシステムをオプションで選択できる。またドライバーアシスタンスシステムとして、プレセンスフロント(衝突被害軽減ブレーキ)を全モデル標準装備。そのほか、従来のアダプティブクルーズコントロール、アクティブレーンアシストを統合したアダプティブクルーズアシスト、サイドアシスト、プレセンスベーシック、ハイビームアシストを、コンビニエンス&アシスタンスパッケージ(ナビゲーションパッケージ選択必須)としてオプション設定している。

今回のTDIモデル追加によりQ2ファミリーのパワートレインは、クリーンディーゼルエンジンTDIとガソリンエンジンTFSIの2種類となる。両エンジンともに高効率な7速Sトロニックトランスミッションを組み合わせ、前輪を駆動する。

クリーンディーゼル2.0 TDIエンジンは、最高出力150ps、最大トルク340Nmを発生。コモンレール式燃料噴射システムをはじめ、排ガス中のPM(粒子状物質)を吸着するために DPF(ディーゼルパティキュレートフィルター)や、尿素を用いるSCR(選択触媒還元)システムを採用し、厳しい日本の排ガス規制をクリアしながら、17.8km/リットル(WLTCモード)の低燃費を達成している。

価格はアドバンスドが418万円、Sラインが455万円。

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