日産 / ダットサンGO《写真提供 日産自動車》

経営改革の一環で不採算ブランドの整理を強化している日産自動車が、新興国向けの低価格車ブランド「ダットサン」の生産終了を決めたという。きょうの日経が1面で報じている。

ダットサンは新興国市場を開拓する目玉として、日産創業期の代表的な車種の名称だが、2018年11月に逮捕されたカルロス・ゴーン前会長の拡大戦略の下、2014年に約30年ぶりに復活させたブランド。価格を100万円以下に抑えた小型車『GO』など低価格のエンジン車が主体で、「ニッサン」と高級車「インフィニティ」と並び、日産がグローバルで展開する3つのブランドの一角だった。

しかし、最盛期にはインドネシアなど世界10カ国で展開していたが、近年は販売面での苦戦も目立っていたという。日経によると、「現在ダットサンの生産を唯一手がけるインドのチェンナイ工場でも生産を止め、販売も在庫がなくなり次第終える」としており、復活したダットサンブランドは10年弱で再び幕を閉じることになる。

2022年4月25日付

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日産 / ダットサンGOプラス《写真提供 日産自動車》 ダットサン・クロス《photo by Nissan》