トヨタ自動車は4月13日、『シエンタ』ハイブリッド車のエンジンに不具合があるとして、国土交通省に再度リコール(回収・無償修理)を届け出た。対象となるのは、2015年5月7日〜2022年3月12日に製造された25万9991台。
エンジンルーム後部に取付けているカウルルーバの防水構造が不適切なため、経年で防水性が低下し、多量の雨水がかかった場合、水がエンジンのインジェクタ取付け部から燃焼室に浸入することがある。そのため、コンロッドが変形して異音が発生し、最悪の場合、エンジンが破損するおそれがある。
改善措置として、全車両、サービスホールカバーに排水ガイドおよびフードにシールゴムを追加する。また、エンジンの燃焼室を点検し、異常がある場合はエンジンを新品に交換する。
不具合は27件発生、事故は起きていない。市場からの情報により発見した。
トヨタでは2019年6月26日に同様のリコールを、2015年5月7日〜2018年9月3日に製造された13万7016台を対象に届け出ていたが、新たに原因が判明したため、対象を拡大し届出した。
トヨタ シエンタHV、対象を26万台に拡大し再リコール…エンジン破損のおそれ
2022年04月14日(木) 10時30分
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