ボルボ XC60《photo by Volvo Cars》

ボルボ・カー・ジャパンは2月24日、『XC60』など4車種の事故自動緊急通報装置に不具合があるとして国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。

対象となるのは『XC60』、『V90』、『V90クロスカントリー』、『S90』の4車種で、2021年8月17日から11月29日に輸入された1666台。

ルーフのアンテナカバー製造工程の管理が不適切なため、車両組付け時にルーフが歪むことがある。そのため、アンテナカバーの密着が不足し、隙間より水が車内へ侵入し、最悪の場合、メーターパネルへ緊急通報の警告が表示され、緊急通報が行えないおそれがある。

改善措置として、全車両、アンテナカバーを点検し、ボディとの隙間が確認できた場合は取り付けを修正する。

国内での不具合は31件発生、事故は起きていない。市場からの情報により発見した。

改善箇所《図版提供 国土交通省》 対象車両《図版提供 国土交通省》