ジャガー I-PACE 改良新型《photo by Jaguar》

ジャガー・ランドローバー(Jaguar Land Rover)は1月31日、2021年の通期(1〜12月)決算を発表した。売上高は8%増加している。

2021年通期の売上高は200億9100万ポンド(約3兆1117億円)。前年の186億1900万ポンドに対して、8%の増加となった。一方、2021年通期の税引き前損失は、13億7300万ポンド(約2127億円)。前年の4億1000万ポンドの税引き前損失から、損失幅が拡大している。

2021年の世界新車販売台数は42万0856台。前年比は1.2%減と、引き続き前年実績を下回った。全販売台数42万0856台のブランド別の内訳は、ジャガーが8万6270台にとどまり、前年比は15.8%減と3年連続のマイナス。ランドローバーは33万4586台を販売し、前年比は3.4%増と4年ぶりに前年実績を上回った。

市場別の販売実績では、日本が2021年、5832台を登録した。前年比は8.6%増と、2年ぶりに前年実績を上回った。5832台の内訳は、ジャガーが1059台を登録した。前年比は25.6%減と、2年連続で前年実績を下回った。一方、ランドローバーは4773台を登録した。前年比は21%増と、2年ぶりに前年実績を上回っている。

車種別の2021年の世界販売実績では、ジャガーはEVの『I-PACE』が牽引役を果たした。ジャガーカーズによると、I-PACEの受注は好調に推移しているという。ランドローバーは、新型『ディフェンダー』に対する受注が伸びている。ショートホイールベースの『ディフェンダー90』の販売が開始されたこともあり、モデルチェンジを受けた新型の販売が好調だった。また、『レンジローバー スポーツ』に対する需要と、新型『レンジローバー』に対する受注も好調という。

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