次世代車室内空間イメージ《画像提供 アルプスアルパイン》

アルプスアルパインは1月28日、ホンダ系サプライヤーのテイ・エステックと業務提携して、次世代自動車向け車室内空間を共同開発することで合意したと発表した。

両社は2030年以降の次世代自動車に求められる車室内空間の将来構想を検討するとともに、それを具体化した試作機を共同で開発し、迅速な製品化につなげる。

自動車業界は、自動運転や電動化やMaaS(モビリティアズアサービス)などの新たな領域への対応が求められており、製品・技術の複雑化、高度化が加速している。このため、次世代自動車に求められる新たな価値を創造していくのに、企業や業界の枠を超えたパートナーシップを結ぶことを迫られている。

両社はこれら課題に対して共通の認識しており、それぞれが持つ技術・製品力に加えて、顧客基盤、企業風土や社員同士のコミュニケーションでも両社の親和性が高く、効果的なシナジーが期待できると判断。将来を見据えた次世代車室内空間の共同開発、共同提案活動に向けて提携した。

今後、両社の強みを生かした、安全で快適な、感動を生み出す移動を実現する高付加価値な車室内空間の創造を目指す。