北米トヨタと米GM(ゼネラルモーターズ)が1月5日までに発表した2021年の米国での新車販売データによると、トヨタ(レクサス含む)が初めて年間で首位に立ったことが明らかになった。
北米トヨタによると同年の販売台数は前年比10%増の233万2262台となった。このうちトヨタブランドは10%増の202万7786台、レクサスは11%増の30万4476台だった。年半ばからは半導体や一般部品の供給不足による生産への影響はあったものの、現地生産や日本から着実な供給に努め、前年を上回る実績を挙げた。
トヨタブランドのタイプ別の販売伸び率は乗用車が7%増、SUVが11%増、ライトトラックが12%増といずれも好調だった。米国市場はコロナ禍により20年の販売が前年比で15%落ち込んだ後、21年の前半は順調な回復となった。しかし、年後半は各社とも生産影響から十分な新車供給ができない事態となっている。
GMの21年の販売台数は12%減の221万8221台にとどまり、トヨタを約11万4000台下回った。四半期ごとの販売データによると第1四半期は前年同期比で19%増、第2四半期は40%増と回復を見せたが、第3四半期は67%減、第4四半期は43%減と急速に悪化した。北米の各工場で半導体不足による減産を余儀なくされたのが主因となっている。
GMはホームマーケットである米国で1931年から90年にわたって販売台数のトップを守ってきたが、91年ぶりに首位の座を明け渡したことになる。トヨタの設立は1937年なので、GMはそれ以前からトップに立っていた。
トヨタ、米国で初の年間販売トップ…GMは91年ぶりの首位陥落
2022年01月05日(水) 13時00分
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