フォード・マスタング・マッハE の「イエローキャブ」《photo by Gravity》

フォードモーターのEV、フォード『マスタング・マッハE』(Ford Mustang Mach-E)が、米国ニューヨーク市のタクシーとして初めて配備された。グラビティ社が12月20日に発表した。

グラビティ社は、EVや充電インフラに焦点を当てた持続可能なモビリティ企業だ。同社は、建物の所有者や駐車場の運営者と提携して、EV充電システムの導入を支援している。グラビティ社は、マスタング・マッハEを、米国ニューヨーク市のタクシーとして初めて配備した。ニューヨーク名物の黄色いタクシーの「イエローキャブ」だ。

ラリーイエローで塗装されたタクシーの後席には、自撮り写真や音楽、ビデオ用の22インチディスプレイが装備される。観光客向けにパノラマルーフも採用した。AI(人工知能)技術を導入して、タクシードライバーの脇見運転を識別して防止するシステムも搭載する。ユーザーは、スマートフォンの「e-hail」アプリで、EVイエローキャブを呼ぶことができる。車両はグラビティ社のミッドタウンマンハッタンの充電スペースで夜間に充電され、日中に乗客を効率的に運べるようにした。

なおグラビティ社は、マスタング・マッハEにテスラのEV『モデルY』を加えて、合計で50台以上のEVをイエローキャブとして配備する計画だ。

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