2020年元日に運行された中央線の終夜臨時列車。写真は東京駅のE233系だが、今回の運行では新宿以東が緩行線のみとなり、東京駅の中央線快速ホームには発着しない。《写真撮影 佐藤正樹》

JR東日本東京支社と八王子支社は12月13日、首都圏などの9路線で終夜運転を実施すると発表した。同社の終夜運転は2年ぶり。実施線区と時間帯は次のとおり。

山手線(内回り・外回り)
1〜5時頃、約15分間隔。
京浜東北線(大宮〜桜木町)
1〜4時頃、約30〜45分間隔。
中央快速線(新宿・三鷹〜高尾)
0時30分〜4時30分頃、約20〜60分間隔。
中央総武緩行線(三鷹〜千葉)
0時30分〜5時頃、約20〜50分間隔。
青梅線(立川〜御嶽)
下り立川発2時〜3時20分、上り御嶽発2時51分〜4時11分(宮ノ平〜沢井間は通過)。
埼京線(大崎・新宿〜大宮)
1〜4時頃、約60分間隔。
高崎線(上野→籠原)
下り上野発2時〜4時1分。
宇都宮線(大宮→小山・宇都宮)
下り大宮発3時26分〜4時30分。
湘南新宿ライン(逗子・大船〜大宮)
0〜5時頃、約60分間隔、一部列車は宇都宮線へ直通。
総武本線・成田線(千葉〜成田)
0時50分〜4時30分頃、約60分間隔(東千葉は通過)。

一方、大手私鉄では12月14日現在、次の各社が終夜運転の実施を発表している。
京王電鉄(京王)
京王線新宿〜高尾山口間、京王新線新宿〜笹塚間で各駅停車をおおむね60分間隔で運行。新宿〜高尾山口間では臨時座席指定列車『京王ライナー迎光号』が4本(新宿発1時、2時、2時50分、4時5分)運行される。
京成電鉄(京成)
京成上野〜京成成田間で普通を上下各9本(約20〜50分間隔)、押上〜京成金町間で普通を上下各10本(約20〜40分間隔)運行。京成上野〜京成成田間では臨時『シティーライナー225・226号』を運行(京成上野22時40分発〜京成成田23時34分着・3時10分発〜京成上野4時8分着)。

近畿日本鉄道(近鉄)
80000系『ひのとり』による臨時特急を大阪難波→宇治山田間(大阪難波発0時、1時、2時)、五十鈴川→大阪難波間(五十鈴川発2時35分、3時35分)、五十鈴川→大阪上本町間(五十鈴川発4時7分)、近鉄名古屋→宇治山田間(近鉄名古屋発0時、1時、2時)、五十鈴川→近鉄名古屋間(五十鈴川発2時4分、3時4分、4時4分)で運行。このほか大阪地区からは特急22本、一般列車202本を、名古屋地区からは特急14本、一般列車27本を運行する(いずれも区間延長列車を含む)。

なお、小田急電鉄(小田急)は終夜運転を行なわないが、新宿〜片瀬江ノ島間で50000形VSE車による『ニューイヤーエクスプレス号』を元旦に運行する。また東急電鉄(東急)は東横線と田園都市線で渋谷1時25分発の臨時列車を運行する。

近鉄では大阪、名古屋から伊勢志摩方面へ80000系『ひのとり』による臨時特急を運行。《写真提供 写真AC》 小田急では終夜運転を行なわないが、元旦には恒例の『ニューイヤーエクスプレス号』を50000形VSEで運行する。《写真提供 小田急電鉄》 JR東日本の終夜運転計画。《資料提供 東日本旅客鉄道東京支社》 京成の終夜運転区間。《資料提供 京成電鉄》