トーヨータイヤ 「タイヤ安全啓発活動」による体感イベント開催《写真撮影 渡邊伊緒菜》

冬用タイヤへの交換を検討する時期となった11月の6、7日で、トーヨータイヤによる「タイヤ安全啓発活動」が茨城県のイオンモールつくば駐車場の特設会場で開かれた。

週末のショッピングモールとあって多くの買い物客が立ち寄り、同社のオールシーズンタイヤ『セルシアス』装着車両の一般道同乗や、ドライブシミュレーター体験などを通じ、タイヤへの意識を高めた。

この活動は自動車ユーザーにタイヤの経年変化による性能低下などを理解してもらおうと、同社が毎年実施しているもの。今年は新型コロナウィルス緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が出された期間、場所を避けながら、今回のつくばを含め全国6カ所のイオンモール駐車場で実施された。



来場者は同社が独自にソフト開発したドライブシミュレーターを体験。「タイヤ摩耗度や天候による制動距離の違い」「ハイドロプレーニング現象」「空気圧による操縦安定性の違い」が体験できるようになっているほか、同社が2019年に日本市場で発売し、翌年サイズラインアップを大幅に拡充したオールシーズンタイヤ「セルシアス」をPRすべく、夏タイヤ、オールシーズンタイヤ、スタッドレスタイヤの特性の違いも体験できるようになっている。

シミュレーターのシートに座ると、目の前には3分割された大画面があり、運転席からの眺めが映し出される。油圧でシートを動かして加減速や操舵による車両姿勢の変化、路面の凹凸などを再現する動きは実にリアルで、雪道特有の揺れや凍った路面での夏タイヤのグリップ力の著しい低下などが正確に再現されていた。特にオールシーズンタイヤの、ドライ路面では夏タイヤ同様のグリップ力を発揮するいっぽうで、雪道ではスタッドレスタイヤほどではないものの、夏タイヤとは比較にならないほどグリップする性能を感じることができた。



買い物途中に参加した地元男性は体験後、「オールシーズンタイヤのバランスのよさがよくわかった。スタッドレスタイヤを買ったばかりなのですぐに交換するつもりはないが、オールシーズンタイヤにすることで半年に一度の交換から解放されるのは魅力的」と話していた。

また会場周辺の一般道を使い、同社技術開発本部タイヤ評価開発部のテストドライバー奈須祐二さんが運転するセルシアスを装着したデモカー(トヨタRAV4)の同乗体験も行われた。



セルシアスは冬用タイヤ規制が出た区間でも走行可能な雪道性能をもちつつ、夏タイヤとしても使えるウェット性能や転がり抵抗の少なさが備わったオールシーズンタイヤで、北米や欧州で2015年に投入されたが、ここ数年の日本市場でのオールシーズンタイヤブームに合わせて日本でも発売された。同社が得意とするトレッドの内側と外側で非対称のパターンを採用。夏タイヤと同等の乗り心地や静粛性を感じさせる注目の商品だ。

オールシーズンタイヤ『セルシアス』《写真撮影 渡邊伊緒菜》 オールシーズンタイヤ『セルシアス』《写真撮影 渡邊伊緒菜》 オールシーズンタイヤ『セルシアス』《写真撮影 渡邊伊緒菜》 トーヨータイヤ 「タイヤ安全啓発活動」による体感イベント開催《写真撮影 渡邊伊緒菜》 トーヨータイヤ技術開発本部タイヤ評価開発部テストドライバー 奈須祐二氏《写真撮影 渡邊伊緒菜》 塩見智氏《写真撮影 渡邊伊緒菜》 トーヨータイヤ 「タイヤ安全啓発活動」による体感イベント開催《写真撮影 渡邊伊緒菜》 トーヨータイヤ 「タイヤ安全啓発活動」による体感イベント開催《写真撮影 渡邊伊緒菜》 トーヨータイヤ 「タイヤ安全啓発活動」による体感イベント開催《写真撮影 渡邊伊緒菜》 トーヨータイヤ 「タイヤ安全啓発活動」による体感イベント開催《写真撮影 渡邊伊緒菜》