テスラの中国上海市の「上海研究開発イノベーションセンター」《photo by Tesla》

テスラ(Tesla)は10月25日、中国上海市に「上海研究開発イノベーションセンター」が完成した、と発表した。近い将来稼働する予定で、テスラにとって、海外初の研究開発拠点になる。

上海研究開発イノベーションセンターは、ソフトウェアやハードウェア、電子機器、素材、電力、エネルギーエンジニアリングチームを含む車両開発を中心にしたテスラ初の海外研究開発センターだ。

将来的には、テスラの上海研究開発イノベーションセンターでは、EVや充電システム、エネルギー製品を中心に、独自開発に乗り出す予定だ。米国の研究開発センターと同じ規模の総合的な研究開発センターに発展することを見込む。

テスラは同時に、「上海ギガファクトリーデータセンター」も完成させた。「上海ギガファクトリー」は、テスラの完成車工場で、『モデル3』と『モデルY』を生産している。中国事業に関するデータを保存するために、テスラは上海ギガファクトリーデータセンターを完成させた。

テスラは、上海研究開発イノベーションセンターと上海ギガファクトリーデータセンターにより、テスラの中国での現地化プロセスはさらに進み、中国の新エネルギー車「NEV(EVやプラグインハイブリッド車など)」市場の急速な発展を支援していく、としている。

テスラ・モデル3《photo by Tesla》 テスラ・モデルY《photo by Tesla》