タカタ製エアバッグのリコール対象車の改修を呼びかけるリーフレット《画像提供 国土交通省》

国土交通省は10月14日、タカタ製のエアバッグを搭載している車両で車検を通さないリコール未実施の車両の対象を拡大すると発表した。

異常破裂して金属片が飛散する可能性のあるタカタ製エアバッグを搭載している車両は国内で2009年以降、2112万台のリコールを実施している。リコール対象車のうち、特に異常破裂する危険性の高い車両でリコール未実施のものを対象に2018年5月から車検を通さない措置を実施している。

時間の経過とともに、国内で異常破裂したエアバッグと同じタイプのものを搭載した車両が2020年度以降、生産から9年以上が経過する。これら車両について2件のリコール届け出があったことから、順次、車検で通さない措置の対象とする。

パブリックコメントを実施した上で道路運送車両の保安基準の細目を定める告示の特例を一部改正し、11月に施行する。