フォードモーターのEVとバッテリー工場「ブルーオーバルシティ」の完成予想《photo by Ford Motor》

フォードモーター(Ford Motor)は9月27日、米国にEV生産工場1か所とバッテリー生産工場3か所の合計4工場を建設すると発表した。

フォードモーターとSKイノベーションは、新工場の建設に114億ドルを投資し、約1万1000人の新規雇用を創出する計画。新型EVとリチウムイオンバッテリーの生産は、2025年に開始される予定だ。

テネシー州西部の約6平方マイルの敷地には、「ブルーオーバルシティ」と呼ばれる複合施設を建設する。ブルーオーバルシティでは、次世代の『Fシリーズ』ピックアップトラックのEV版とバッテリーを生産する。

ケンタッキー州中央部には、「ブルーオーバルSK」と命名されたバッテリー工場が建設される。フォードとリンカーンの両ブランドのEVに、このバッテリーを搭載する予定だ。

バッテリー工場のブルーオーバルSK は、ケンタッキー州に2か所、テネシー州に1か所の合計3か所に建設される。これにより、フォードモーターは米国において、年間129ギガワットのバッテリー生産が可能になる、としている。

フォードモーターのEVとバッテリー工場「ブルーオーバルシティ」の発表会《photo by Ford Motor》 フォードモーターのEV向けバッテリー工場「ブルーオーバルSK」の発表会《photo by Ford Motor》