ボルボ・コンセプト・リチャージ(参考)《photo by Volvo Cars》

ボルボカーズ(Volvo Cars)は9月23日、トレンド予測会社の「フューチャー・ラボラトリー」と共同で、「The Rise of Conscious Design」レポートを発表した。

このレポートで持続可能な未来の高級素材を探るのが狙い。最近の調査によると、消費者の3分の2は、高級品を購入する際、ブランドの環境方針を重要な要素と考えているという。

また、同じ割合の消費者が、製品や素材の環境への影響をより透明性の高いものにするために、製品に「カーボンラベル」を付けることを望んでいるという。

ボルボカーズによると、素材の世界は進化しており、世界中のデザイナーは、未来の高級品を作るために、高品質で持続可能な責任ある素材を積極的に調達しているという。ボルボカーズは、2040年までに完全な循環型ビジネスを実現するという高い目標の一環として、2025年までにボルボの新車に使用する材料の25%をリサイクルおよびバイオベースの材料で構成することを目指している。

ボルボカーズのデザイン部門を統括するロビン・ペイジ氏は、「私たちは、将来的にどのような方向に進むべきかというビジョンを持っており、そのための第一歩として、持続可能な天然素材やリサイクル素材を使用している。次の課題は、これらの素材を使って何をするかということ。それが、永遠に使える自動車部品を作ることであっても、循環型経済に戻ることであっても、あるいは土に還ることであっても、だ」と語っている。

ボルボ・コンセプト・リチャージ(参考)《photo by Volvo Cars》 ボルボ・コンセプト・リチャージ(参考)《photo by Volvo Cars》 ボルボ・コンセプト・リチャージ(参考)《photo by Volvo Cars》