ナッサー・アル-アティヤ(右)とマシュー・ボーメル(左)《写真提供 TOYOTA GAZOO Racing》

トヨタGAZOOレーシング(TGR)は、サウジアラビアを舞台として2022年1月2日にスタートを切る「ダカールラリー2022」に、4台体制で参戦する。

TGRは2021年大会に引き続き、ナッサー・アル-アティヤ/マシュー・ボーメル組をリーダーに、ジニエル・ド・ヴィリエールがデニス・マーフィをナビゲーターに、そして、2回目のダカール挑戦となるヘンク・ラテガン/ブレット・カミングス組、シャミア・ヴァリアワは新たに加わるダニー・スタッセンとのコンビという4台で参戦する。

2022年のダカールラリーへ向けて、チームは最新のレギュレーションにあわせて開発した『ハイラックス』を投入する。新たな「T1+カテゴリー」に適合するダカール仕様のハイラックスは、2019年にダカール制覇を成し遂げたモデルをベースに、タイヤは32インチから37インチへと大径化。さらにトレッドは245mmから320mmへ拡大、サスペンションストロークも280mmから350mmに伸ばすなど、シャシー周りを大きく変更した。エンジンは新型『ランドクルーザー300 GR-S』に搭載されたV6ツインターボエンジンベースへと変更。市販状態で約415馬力の出力を毎分5200回転、650Nmのトルクを毎分2000回転で発揮するが、ラリー仕様はさらにチューニングにより高出力化する。

ダカールラリー2022は今年もサウジアラビア1国を舞台とし、その砂漠地帯を時計回りに回るルートで開催される。ラリーは1月2日に、サウジアラビア北部の都市ハイールをスタートし、南下してエンプティクォーターへと向かう。1月8日、首都リヤドでの休養日を経て、ラリーは南西へとルートを取り、1月14日にジェッダでフィニッシュを迎える。

2022年参戦予定車両(プロトタイプ)《写真提供 TOYOTA GAZOO Racing》 左:2021年参戦車両/右:2022年参戦予定車両(プロトタイプ)《写真提供 TOYOTA GAZOO Racing》 ナッサー・アル-アティヤ《写真提供 TOYOTA GAZOO Racing》 マシュー・ボーメル《写真提供 TOYOTA GAZOO Racing》 ジニエル・ド・ヴィリエール《写真提供 TOYOTA GAZOO Racing》 デニス・マーフィ《写真提供 TOYOTA GAZOO Racing》 ヘンク・ラテガン《写真提供 TOYOTA GAZOO Racing》 ブレット・カミングス《写真提供 TOYOTA GAZOO Racing》 シャミア・ヴァリアワ《写真提供 TOYOTA GAZOO Racing》 ダニー・スタッセン《写真提供 TOYOTA GAZOO Racing》