ボルボ S90《写真提供 ボルボ・カー・ジャパン》

ボルボ・カー・ジャパンは、フラッグシップセダン『S90』の受注生産による再販売を9月1日より開始すると発表した。価格は894万円。

S90は安全性を飛躍的に向上させ、電動化や高度な運転支援技術の搭載まで見据えた「スケーラブル・プロダクトアーキテクチャー(SPA)」プラットフォームにより開発。T字型のトールハンマーヘッドライトを象徴とするボルボの新デザインを『XC90』に次いで採用したモデルだ。当初は500台の限定販売とし、完売とともに日本での販売を終了。しかし、販売再開を望む声が多かったことから、今回S90が仕様変更した機会に受注生産による販売を開始することとした。

再販となるのは、仕様変更した48Vハイブリッド搭載モデル「S90 B6 AWD インスクリプション」の1グレード。エクステリアは、フロントグリル、フロントバンパー、リアバンパー、アルミホイールに新デザインを採用、リアランプのデザインを変更し、リアウィンカーがシーケンシャルタイプになった。インテリアでは、新インフォテイメントシステムやテレマティクスサービスを導入。その他「クリーンゾーン - アドバンストエアクオリティシステム(PM2.5センサー、車内自動換気機能付)」や「ワイヤレススマートフォンチャージ」も標準装備。また、オプションのB&Wプレミアムサウンドオーディオシステムをアップグレードし、音場再現性を向上させたほか、新たにジャズクラブモードを追加した。

パワートレーンは、2リットル4気筒直噴ターボに電動スーパーチャージャー、48Vハイブリッドを搭載した「B6」を採用している。ドライブ-Eの第3世代となるガソリンエンジンは、48V電源を利用した電動スーパーチャージャーによる高効率と優れたレスポンス、ISGM(インテグレーテッドスタータージェネレーターモジュール)によるハイブリッドシステムを搭載し、最高出力300psの優れた出力特性と高い環境性能、ノイズの大幅な低減による上質感のある走行性能を実現している。

安全面では、「シティセーフティ(衝突回避・被害軽減ブレーキシステム)」をはじめ、「全車速追従機能付ACC」、「パイロットアシスト(車線維持支援機能)」、「ステアリングアシスト付BLIS(ブラインドスポットインフォメーションシステム)」、「衝突回避・被害軽減ブレーキ機能付CTA(クロストラフィックアラート)」などを標準装備。また、今回新たに「先行車発進告知機能」と「リア衝突回避・被害軽減ブレーキシステム」を設定した。

ボルボ S90《写真提供 ボルボ・カー・ジャパン》 ボルボ S90《写真提供 ボルボ・カー・ジャパン》