スバル 本社ビル(参考画像)

SUBARU(スバル)は8月3日、2021年4〜6月期(第1四半期)の連結決算を発表。米国を中心とする自動車需要の回復により、最終黒字185億円を確保した。

全世界販売台数は、世界的な半導体の供給不足による生産制約はあるものの、重点市場である米国を中心に自動車全体需要は回復基調にあり、前年同期比31.7%増の17万5000台となった。海外販売台数は同32.1%増の15万1000台、国内販売台数は同29.5%増の2万4000台。売上高はこれら販売台数の増加などにより、同39.0%増の6352億円となった。

なお、全世界生産台数は同99.4%増の18万4000台。海外生産は同83.5%増の6万7000台、国内生産は同109.6%増の11万7000台となった。

営業利益は295億円(前年同期は157億円の損失)。税引前利益は343億円(同107億円の損失)、当期利益は185億円(同77億円の損失)となった。

通期業績見通しについては、半導体供給不足による生産制約を考慮し、全世界販売台数は前回(2021年5月11日)発表値に対して4万台減の96万台(前年同期比11.6%増)に修正するものの、想定為替レートの見直しや販売奨励金の抑制などによる改善を見込み、

売上収益3兆3000億円(前期比比16.6%増)、営業利益2000億円(同95.2%増)、税引前利益2030億円(同78.1%増)、当期利益1400億円(同83.0%増)とした前回発表値を据え置いた。

スバル・フォレスター(北米仕様)《photo by SUBARU》