セレンスの対話型AIをビステオンのスマートコアに統合《写真提供 セレンス》

セレンスとビステオンは7月19日、セレンスの対話型AIをビステオンのコックピットドメインコントローラ「スマートコア」に統合、2024年発売予定の新型二輪車に提供すると発表した。

セレンスは自動車メーカーやモビリティ分野のOEMに対話型AIを提供、これまで3億5000万台以上の採用実績を持つ。一方、ビステオンはフォードから独立した自動車部品メーカー。大手自動車メーカーに向け、コックピットエレクトロニクス製品とコネクテッドカーソリューションを設計・開発・製造している。

今回発表したシステムには、AIを活用し、主要各国の言語をサポートする音声認識、自然言語理解、音声合成などのコアとなるセレンステクノロジーと、運転席の計器群、インフォテインメント、テレマティクス、ディスプレイなどの統合ドメインコントローラに向けたビステオンのAndroidベースのスマートコア技術プラットフォームが含まれる。同システムは2024年に発売される二輪車モデルに採用される予定。コネクテッドアプリや無線ソフトウェアダウンロード機能を備えた12インチディスプレイに搭載される。また、セレンスの他のコア技術や音声AIの「セレンスクラウドサービス」などを追加することで、顧客ニーズに合わせた拡張も可能だ。