日産自動車は7月15日、『NV350キャラバン』およびいすゞ『コモ』のトルクコンバーターに不具合があるとして国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。対象となるのは2017年5月15日〜2019年10月30日に製造された3万2301台。
対象車両はオートマチックトランスミッションにおいて、トルクコンバータのロックアップクラッチを固定するリベット寸法が不適切なため、強度不足で破損することがある。そのため、リベットの破損片による摩擦材の異常摩耗等が発生して、トルクコンバータのロックアップができなくなり、警告灯が点灯。最悪の場合、摩耗粉によりオイルストレーナーが詰まり、オイルポンプの油圧が不足することで走行不能となるおそれがある。
改善措置として、全車両、トルクコンバータを対策品に交換する。なお、特定の故障コードを確認した場合はトランスミッション本体を交換する。
不具合は96件発生、事故は起きていない。市場からの情報によりリコールを届け出た。
日産 NV350キャラバンなど3万2000台をリコール AT不具合で走行不能となるおそれ
2021年07月15日(木) 17時00分
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