BMWグループ(BMW Group)は6月10日、量子コンピューターの産業利用を目的として、フォルクスワーゲングループなどドイツの合計10社がコンソーシアムを設立した、と発表した。
量子コンピューターは、次世代の高速コンピューターだ。従来のスーパーコンピューターよりも非常に速く、非常に複雑なタスクを解決することができる。
この量子コンピューターの産業利用を目的として、BMWグループやフォルクスワーゲングループなど、ドイツの合計10社がコンソーシアムを設立した。コンソーシアムの名称は、「QuantumTechnology and Application Consortium(QUTAC)」。BMWグループ、フォルクスワーゲングループ、ボッシュ、BASF、シーメンスなど、ドイツ企業10社が参加している。
10社のうち、フォルクスワーゲングループは、グーグルと提携し、量子コンピューターの研究開発に取り組んでいる。すでに量子コンピューターを活用して、交通の流れを最適化する世界初の試験プロジェクトを、ポルトガル・リスボン市内で実施した。
BMWグループ取締役会のオリバー・ツィプセ会長は、「量子コンピューターは、最も有望な将来のテクノロジーのひとつ。素材の研究から自動運転まで、幅広い分野に革命を起こすことができる。QUTACによって、量子コンピューターの大きな可能性を、最大限に活用できるようにしていく」と述べている。
BMWやVW、量子コンピューターを産業利用へ…コンソーシアム設立
2021年06月14日(月) 06時15分
関連ニュース
- BMWの4ドアクーペEV『i4』、改良新型は表情変化 (04月26日 10時30分)
- BMW『X3』新型、プロトタイプの写真を公開 (04月20日 12時30分)
- BMWの4ドアEVクーペ『i4』、改良新型を発表へ (04月20日 09時00分)
- BMWと放課後NPOが協働、未来のクルマを学ぶプロジェクト募集開始 (04月17日 09時40分)
- BMWの258馬力・直4ターボエンジンを搭載、モーガン『プラス4』に改良新型 (04月13日 18時00分)