富士通は6月2日、サントリーロジスティクスと共同で、フォークリフトの安全運転評価業務を効率化するフォークリフト操作のAI判定システムを開発したと発表した。
今回開発したAI判定システムは、ドライブレコーダー映像からフォークリフト特有の走行状態や爪部分の動きの組み合わせから、危険な運転が疑われる動画箇所を提示することで、安全運転評価業務の効率化につなげる。
サントリーロジスティクスでは、フォークリフトによる労働災害を防ぐため、2018年からフォークリフトにドラレコを導入し、従業員が年2回計500時間かけて数百名分のドラレコ映像を点検して安全運転評価業務を行っている。
今回、AI判定システムを活用することで、安全運転評価業務にかかる時間を従来比約50%削減できる見通し。また、評価における従業員毎のばらつきを抑えることで運転者に対して正確にフィードバックして安全な運転を支援する。
サントリーロジスティクスは今後、倉庫にAI判定システムを順次導入する。
フォークリフト操作の安全性をAIが評価 富士通がシステムを開発
2021年06月05日(土) 09時30分