フォルシアは、上海汽車から商用車大型フリート用の水素タンクを受注し、2021年の水素モビリティ関連の累計売上が2億5000万ユーロ(約331億円)を超えたと発表した。

フォルシアは、今回の上海汽車からの受注と平行して、ミシュランとの合弁事業であるシンビオとともに、仏サフラ社およびPSA/FCA統合のステランティスの小型商用車、バス、商用車に燃料電池スタックと水素貯蔵システムを供給する。また、今夏から4年間にわたり、現代自動車とスイスの合弁企業 Hyundai Hydrogen Mobilityに納入される大型トラック1600台にも水素貯蔵システムを供給。フォルシアとルノーも今年初め、小型水素商用車向けの水素貯蔵システムにて提携することを発表した。

商用車、大型トラック、オンロード車、オフロード車に加えて高馬力エンジンに最適な水素モビリティは、運輸・物流分野の汚染を軽減する上で重要な役割を果たす。燃料電池バリューチェーンの75%以上を占めるフォルシアは、ゼロエミッションの水素モビリティソリューションに対するグローバルな需要増大を支え、2030年には35億ユーロ(約4640億円)を超える売上を見込む。