ダイハツ・グランマックス《写真提供 ダイハツ工業》

ダイハツは5月8日、『グランマックス』など、寒冷地仕様車3車種について、ブレーキランプが点灯しなくなるおそれがあるとして、リコール(回収・無償修理)を国土交通省へ届け出た。

対象となるのはダイハツ『グランマックス』、トヨタ『タウンエース』、マツダ『ボンゴ』の寒冷地仕様3車種で、2020年9月7日〜2021年3月1日に製造された4164台。

対象車両はヒューズブロック内にあるボデー統合制御コンピュータにおいて、ブレーキランプを制御する回路の設計が不適切なため、ワイパー作動時のノイズによってヒューズブロックに過電流が流れて内部素子が破損するものがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、最悪の場合、ブレーキランプが点灯しなくなるおそれがある。

改善措置として、全車両、ヒューズブロックの部品番号を確認し、該当するものはボデー統合制御コンピュータを対策品に変更したヒューズブロックと交換する。

不具合は71件発生、事故は起きていない。市場からの情報によりリコールを届け出た。

改善箇所《図版提供 国土交通省》 対象車両《図版提供 国土交通省》