豊田合成は、エアバッグの需要拡大に対応するため、メキシコに新工場(タペックスメキシカーナモンテレイ工場)を設立し、主要構成部品の1つであるバッグの生産を開始した。
同社は中期経営計画(2025事業計画)でエアバッグを中心とするセーフティシステム製品を重点領域に据え、日系カーメーカーをはじめとする顧客への販売拡大に注力している。バッグはコスト競争力を高めるためメキシコやベトナムなどで集中的に生産しており、今回のメキシコでの新工場の稼働により、年間の生産能力を約800万個増加させる。
なお、グローバルでのエアバッグの生産能力は、2018年度から2023年度の5年間で約1.6倍となる約1億個に拡大する計画だ。
豊田合成、メキシコ新工場が稼働開始---エアバッグ需要拡大に対応
2021年05月17日(月) 18時15分