マツダは5月14日、2021年3月期(2020年4月〜2021年3月)の連結決算を発表。下期での業績回復により、赤字となっていた営業損益/経常損益は黒字に転換した。
2021年3月期連結会計年度のグローバル販売台数は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的な感染拡大に伴い、日本や欧州、アセアン等で販売が減少したことから、前期比9.3%減の128万7000台となった。市場別内訳は、国内が同12.9%減の17万6000台、北米は同1.6%増の40万3000台、欧州が同32.3%減の17万8000台、中国は同7.8%増の22万8000台。その他地域は同12.7%減の30万1000台だった。
販売台数の減少などより、売上高は同16.0%減の2兆8821億円、第3四半期累計では赤字となっていた営業損益/経常損益はそれぞれ88億円/283億円の黒字を確保。しかし、新型コロナウイルス感染症の影響で工場の操業を停止した期間の固定費等205億円を特別損失に計上したことにより、四半期純損失は317億円となった。
今期の連結業績見通しは、売上高3兆4000億円(前期比18.0%増)、営業利益650億円(同637.0%増)、経常利益550億円(同94.7%増)、純利益350億円とした。
マツダ、営業益88億円を確保---中国や米国での販売回復 2021年3月期決算
2021年05月14日(金) 17時15分
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