ルノーグループ本社《photo by Renault》

ルノーグループ(Renault Group)は5月11日、日産自動車の業績が、ルノーグループの2021年第1四半期(1〜3月)の純利益にマイナスの影響を与えるとの見通しを発表した。

これは、日産自動車が5月11日に発表した2021年3月期の連結決算の結果を受けたもの。日産の発表によると、2021年3月期(2020年4月〜2021年3月)の連結決算は、最終赤字が前年度の6712億円から4487億円に縮小している。

一方、ルノーグループが発表した2021年第1四半期(1〜3月)の決算では、グループ全体の売上高が100億1500万ユーロと、前年同期の101億2500万ユーロに対して、1.1%減と引き続き減少した。

グループ全体の100億1500万ユーロの売上高のうち、本業の自動車部門の売上高は、85億6600万ユーロ。前年同期の85億9100万ユーロに対して、0.3%減と減少傾向にある。

なお、ルノーグループは、日産自動車の業績がルノーグループの2021年第1四半期の純利益に与えるマイナスの影響について、7300万ユーロと見込んでいる。

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