ルノー・メガーヌR.S.(向かって左)とアルピーヌA110《photo by Renault Group》

ルノーグループは5月10日、ルノースポール・カーズ事業を5月1日付でアルピーヌ・カーズに改めたと発表した。組織改編は、ルノーグループのスポーツモデル(市販車)事業をアルピーヌ事業の一部とするもの。

アルピーヌのローラン・ロッシCEOは「ルノーグループ傘下のブランド再編の一環として、さまざまな部門がアルピーヌの名の下に、ブランドの価値と情熱を具体化することが大切だ」と語る。

アルピーヌはプレミアムスポーツのブランドをめざすという。「革新と技術の最先端をいくプレミアムスポーツだ。アルピーヌ・カーズがもつスポーツカーの知識と経験は、われわれが目標を達成するための切り札となる」とロッシCEO。

新生アルピーヌ・カーズのチームには、ルノー『5ターボ』、『クリオV6』、『メガーヌR.S.トロフィー』、新世代アルピーヌ『A110』といった「アイコニックな車を世に送り出してきたノーハウと情熱がある」とルノーグループでは自負する。チームは今後、アルピーヌ・レインジを新たに構築していくことになる。

ルノーグループはこの1月に、ルノースポール・カーズとルノースポール・レーシングを、アルピーヌ傘下に統合する方針を発表した。すでにF1のワークスチームは、2020年シーズンのルノーF1チームから2021年シーズンのアルピーヌF1チームに改称している。さらにその前、2020年9月には、ルノーグループをルノー、ダチア、アルピーヌ、ニューモビリティの4つの事業部門に再編する計画を発表している。

ルノー・メガーヌR.S.トロフィー《photo by Renault Group》 ルノー・クリオV6《photo by Newspress》 ルノー5ターボ《photo by Renault Group》 アルピーヌA110《photo by Renault Group》