路上ステーション:新橋駅《写真撮影 高木啓》

タイムズモビリティは、4月28日より国土交通省が実施する「道路空間を活用したカーシェアリング社会実験[車種拡大]」に参加すると発表した。

国土交通省は2016年12月、「道路空間を活用したカーシェアリング社会実験」を開始。地下鉄駅に近接した道路上にステーションを設置し、超小型EVによるカーシェアとの連携強化による、公共交通の利用促進の可能性を地下鉄大手町駅(東京都千代田区、国道1号)とJR新橋駅(東京都港区、国道15号)で検証してきた。

今回、この社会実験で2人乗り以上のモビリティの利用ニーズが確認できたことを受け、車両を超小型EVから軽自動車に変更して実施。車両拡大に伴う安全性および車道の走行円滑性への影響検証(車両の出入りに伴う交通支障)等を行うとともに、実験の安全性・構造面に関する東京版ガイドラインを作成する。

タイムズモビリティは、前回の超小型EVによる社会実験にカーシェアリング事業者として参画しており、検証に必要なデータ提供等を行った。車種を拡大した今回の社会実験でもカーシェアリングサービスの運営や車両の維持管理のほか、検証に必要な利用データの提供、カーシェアリング会員への告知活動などを行う。加えて、大手町および新橋のステーションとの乗り捨て可能なワンウェイトリップが可能な場所として、都内20か所の「タイムズカー」ステーションを利用できるようにする。

社会実験は2021年4月28日から2023年3月末(予定)まで、地下鉄大手町駅(国道1号)やJR新橋駅(国道15号)他で実施。車両はダイハツ『ウェイク』およびホンダ『N-BOX』を使用する。

路上ステーション:新橋駅《写真撮影 高木啓》 路上ステーション:新橋駅《写真提供 タイムズモビリティ》 路上ステーション:大手町駅《写真提供 タイムズモビリティ》