みちログpowered by PAC-MAN《画像提供 バンダイナムコエンターテインメント》

アイシン精機とアイシン・エィ・ダブリュは、道路維持管理支援サービスにおいて、バンダイナムコエンターテインメントの「パックマン」とコラボレーション、「みちログpowered by PAC-MAN」を提供する予定だ。3社が18日に発表した。

アイシン精機とアイシン・エィ・ダブリュが提供している道路維持管理支援サービスは、走行車両で収集したデータから道路の異常を検知し、その情報の提供、補修に向けた計画の支援、対策の実施といった、道路の維持管理のトータルサービスだ。2019年10月に愛知県岡崎市で実証実験を開始し、現在は愛知県豊明市、鹿児島県志布志市に実証実験を拡大している。

このサービスでは、自治体内でごみ回収をするごみ収集車や、乗り合い送迎サービス「チョイソコ」の車両などにカメラ、センサーを搭載して、車両情報から画像やデータで路面状況を把握する。そして、ナビゲーション開発のノウハウを生かした位置情報活用によって、自治体内の道路全てにおいて管理対象か否かを識別する。さらに、対象の道路について、すでに走行したかどうかを色分けによって識別できる。

今回、道路を網羅的に管理し識別する本サービスの機能と、「パックマン」が道筋に従ってクッキーを食べ集める様子とに親和性を見出し、コラボレーション「みちログpowered by PAC-MAN」が実現した。今後、自治体向け道路維持管理サービスにおいて、ディスプレイアウトプットに「道路上のクッキーを食べるパックマン」が登場する。また導入された地域においては、「みちログpowered by PAC-MAN」を搭載した車両にマグネットステッカーをつけるなどの施策を検討しているそうだ。

パックマンは、バンダイナムコエンターテインメントが保有する世界中で高い認知度を誇るIP(intellectual property)だ。ゲームキャラクターの枠を超えて企業や世界を応援している。「パックマン」の2021年のテーマ展開は「Be PAC-TIVE!!」。このテーマには「フィジカル、メンタルともに健康的にイキイキと過ごそう!」というメッセージが込められているという。

2020年はパックマン40周年を機に、新作ゲームや多くのライセンス商品を通し、生活の様々な場面でパックマンを身近な存在として親しんでもらえるような施策に取り組んだ。広告利用やライセンスアウトした商品の数は2020年度国内で約300点以上になるという。

ディスプレイアウトプットイメージ《画像提供 バンダイナムコエンターテインメント》