ジープ・グランドワゴニア・コンセプト《photo by Jeep》

ステランティス傘下のジープブランドは3月4日、新型『ワゴニア』(Jeep Wagoneer)と新型『グランドワゴニア』(Jeep Grand Wagoneer)を3月11日、デジタルワールドプレミアすると発表した。

オリジナルのワゴニアは、1962年に誕生した。1983年には、車名をワゴニアからグランドワゴニアに変更。1991年までの長期に渡って生産された米国製SUVの象徴的存在だ。ワゴニアとグランドワゴニアの製造元は、カイザー、AMC、クライスラーと目まぐるしく変遷したが、基本設計を大きく変えずに、およそ30年間生産され続けた。

◆グランドワゴニアコンセプトがほぼそのまま市販化される見通し

ジープは、グランドワゴニアの30年ぶりの復活を示唆する『グランドワゴニアコンセプト』を発表済み。このグランドワゴニアコンセプトが、ほぼそのまま市販版のグランドワゴニア新型として発表される見通しだ。グランドワゴニアコンセプトは、電動化されたパワートレイン、洗練された4x4オフロードシステム、SUV史上初の助手席側スクリーンなどのプレミアムインテリアを採用した。最新のテクノロジーも盛り込まれている。

グランドワゴニアコンセプトのエクステリアは、ジープブランド車に共通する7スロットグリルを装着する。各スロットは、複雑な軽量格子構造となっている。7個のスロットには、LED照明機能が付いており、このLEDパターンがグリルのエレガントな輪郭を形成し、フロントのワイド感を強調する。

フロントグリルの真上には、ワゴニアの照明付き文字が配置されている。グリルの両サイドには、チーク材で支えられたツインLEDプロジェクターヘッドランプがレイアウトされた。オブシディアンブラック仕上げのアルミニ製フロントスキッドプレートと、アクセント付きフロント牽引フックも装備されている。

足元は、24インチのマルチスポークのオブシディアン仕上げのアルミホイールで引き締められた。スリーピースのホイールキャップは、ワゴニアのロゴが特長だ。ボディサイドには、「グランドワゴニア」の文字の横に、アメリカの国旗が配され、ジープブランドの母国に敬意を表している。

LEDテールランプは、リアクォーターパネルから車両の後方にかけて、しっかりとしたフォルムを作り出す。ディフューザーがパワーテールゲートの下にあり、エアロダイナミクス性能を高めている。全面ガラス張りのルーフによって、すべての乗員に自然光が届くように配慮された。

◆グランドワゴニア初の3列目シートを装備

グランドワゴニアコンセプトのインテリアには、モダンなアメリカンスタイルが表現された。エレガントなプレミアムフルサイズSUVのインテリアを提案している。

インテリアは広々としており、2列目キャプテンシートと、グランドワゴニア初の3列目シートが装備され、最大7人が乗車できる。カスタマイズ可能なアンビエント照明によって、リラックスした雰囲気を演出する。

2本スポークのステアリングホイールは、グランドワゴニアの豊かな歴史に敬意を表したものだ。運転席のドアを開くと、メーターの外側にワゴニアが誕生した年、「1963」の文字が見えるようにした。オニキスガラスを使用したミッドボルスターが、インストルメントパネルの全面に配された。

初代グランドワゴニアは、その外観に木材を多用したことで知られる。グランドワゴニアコンセプトは、その内部に多くの熱処理されたレースウッドをあしらった。これは、デザインチームがオリジナルのグランドワゴニアストーリーの新たな章を、モダンな方法で再解釈した例のひとつになるという。

◆画面がほぼ45インチに達するフルデジタルコックピット

グランドワゴニアコンセプトには、フルデジタルコックピットを搭載する。ドライバーの正面には、12.3インチのインフォメーションディスプレイが配置された。ダッシュボード中央の12.1インチのタッチスクリーンが、メインディスプレイとして機能する。その下には、10.25インチのコンフォートディスプレイタッチスクリーンがあり、シートや空調を制御する。さらに、助手席の前方には、10.25インチのタッチスクリーンがレイアウトされた。これにより、全ての画面を合わせると、ほぼ45インチに達するという。

2列目の乗員向けには、30インチの後席用モニターが装備された。空調やインフォテインメントを操作する10.1インチのディスプレイが、キャプテンシート間のセンターコンソールに収納されている。10.1インチのエンターテインメントタッチスクリーンにもアクセスできる。

最新世代の「Uconnect 5」システムを搭載しており、前世代と比較して5倍の動作速度を実現している。 Uconnect 5は、より接続性が高く、使いやすく、コンテンツが豊富で、パーソナライゼーションが強化されている。

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