フェラーリ初のSUV「プロサングエ」プロトタイプ(スクープ写真)《APOLLO NEWS SERVICE》

フェラーリ初のクロスオーバーSUVが開発中であることはすでに報じられている通りだが、いよいよ市販化が近づいているようだ。最新のプロトタイプをスクープサイト「Spyder7」のカメラが捉えた。

「サラブレッド」、「純血」を意味する車内コードネーム、「プロサングエ」と呼ばれる新型SUVは、これまで『GT4ルッソ』のテストミュールをまとっていた。しかし今回の最新プロトタイプでは、マセラティのハッチバックを彷彿させるテストミュールでフェラーリの秘密テスト施設に出現した。

これまでとの最大の違いは、V12エンジンに対応するために膨らんだ長いボンネットだ。さらにホイールアーチやグリル、そしてエアインテークの拡大、SUVとしてはローダウンされた最低地上高に注目だ。ただし、あくまでもテストミュールのため、『レヴァンテ』を模した垂直スラットなどはダミー。市販型ではフロントマスクを初めコンポーネントのほとんどを刷新、車高もリフトアップされるはずだ。


また、今回レヴァンテ風に仕上げられているからと言って、プロサングエがマセラティと同じプラットフォームを使用する可能性は低い。なぜなら、フェラーリはSUVセグメントへ完全に新しいアーキテクチャや革新的サスペンションの採用、ハイブリッドの可用性、可変の最低地上高などを発表しているからだ。

予想されるパワートレインは、最高出力610psから650psを発揮する3.9リットルV型8気筒、トップレンジにはV型12気筒エンジンをラインアップするほか、PHEVなど電動化されることもありそうだ。

実質「GTC4ルッソ」後継モデルとなるプロサングエのワールドプレミアは、最速で2021年内と予想される。

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