GMは1月15日、カナダのCAMI(カミ・オートモーティブ・インク)に約8億ドルを投資し、カナダ初の大規模な量産商用EV工場に転換すると発表した。
CAMIは1986年10月、スズキとGMカナダの折半出資で設立された。1989年4月に生産を開始して以来、主に北米市場向けの乗用車、トラックをスズキとGMの販売網に供給してきた。
GMの子会社のGMカナダは2009年、スズキとの合弁工場のCAMIを完全子会社化すると発表した。長年の提携関係にあるスズキが保有するCAMIの全株式を買収することにより、GMはCAMIを子会社化している。
GMは今回、CAMIに約8億ドルを投資し、カナダ初の大規模な量産商用EV工場に転換すると発表した。同工場では現在、シボレーブランドのSUV『エクイノックス』を生産している。今後2年間で同工場を改修し、GMが立ち上げた新事業、「BrightDrop」の商用EV『EV600』を生産する。
BrightDropは主に配送業者を対象に、ラストマイルまで電気駆動する製品とサービスを提供することを目指している。
GM、元スズキとのカナダ合弁を大規模EV工場に転換へ
2021年01月19日(火) 17時00分
関連ニュース
- 鉱山向け超大型ダンプを燃料電池で動かす、GMとコマツが共同開発へ (12月13日 14時00分)
- 米ビッグ3 同時スト終結へ---GMも 「25%賃上げ」暫定合意[新聞ウォッチ] (11月01日 08時45分)
- 悲喜こもごものモビリティショー2023、いっぽうホンダ・GMは量産EVの共同開発を中止[新聞ウォッチ] (10月26日 08時45分)