BMW史上最大で最高級クーペSUVとなる『X8』(仮称)市販型の最新プロトタイプを、スクープサイト「Spyder7」のカメラが捉えた。
BMWは、同社初のクロスオーバー・クーペSAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)『X6』を2008年に市場に投入、以降2014年に『X4』、2017年に最小クーペSUV『X2』を発売し、クーペSUVセグメントを牽引してきた。そんなBMWがついに最大モデルとなるX8の発売を目論んでいる。
キャッチした最新プロトタイプの姿からは、『X7』のほぼ水平なルーフより緩やかに傾斜したクーペルーフが確認できる。ただし、X4やX6ほどの強い傾斜ではなく、X2に近いボディシルエットのようだ。
またメッシュカモフラージュのサイズからも、X7と同等かそれ以上の「巨大キドニーグリル」が装着される可能性もある。またバンパー中央のレーダーセンサーもかなり大きいことに気づく。
ヘッドライトはダミーコンポーネントだが、かなり低い位置に取り付けられており、上部にLEDデイタイムランニングライトを備えるスプリットタイプのヘッドライトが装備されるか注目だ。
リアエンドでは、テールゲートの両側に水平基調で丸みを帯びたデザインのLEDテールライトが見てとれるほか、新たに排気口を隠すカモフラージュもみられる。また足回りには、フロントに275、リアが315 35/22サイズのピレリPゼロが装着されているようだ。
室内は撮影できなかったが、X7のように3列7人乗りレイアウトとなるかは不明で、最新情報では2列4人乗りの豪華仕様のみの設定も予想されている。
このプロトタイプのフロントドアには、「Hybrid Test Vehicle」のステッカーが貼られており、高性能PHEV「X8M 45e」の可能性が高い。そのパワートレインは、3.0リットル直列6気筒ターボチャージャーエンジンと電気モーターで、最高出力394ps、最大トルク600Nmを発揮するとみられる。
そして頂点には、4.4リットルV型8気筒ツインターボエンジン+電気モーターを搭載、最高出力750ps以上を発揮すると噂される『X8M』の設定も期待できるだろう。
X8市販型のワールドプレミアは最速で2021年内だが、まだ開発初期段階であることを考慮すれば2022年が順当と言えそうだ。価格もその豪華さを見れば、最低でも2000万円級になるだろう。
ライトは2段構え!? BMW最大のクーペSUV『X8』、ド迫力の最新プロトタイプ
2020年12月22日(火) 08時00分
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