スズキ・クロスビー《写真提供 スズキ》

日立オートモティブシステムズは12月17日、同社のステレオカメラが、安全装備を充実させたスズキの小型乗用車『クロスビー』に採用されたと発表した。

近年、交通事故を防止する有効な対策として、衝突被害軽減ブレーキの導入が加速。歩行者の検知・保護システムなどの先進安全機能の拡充とともに、自動車の安全性向上を背景とした消費者の新車に対する購入意欲も今後、高まることが予想される。

今回、安全装備の充実が図られたクロスビーには、スズキ初の「車線維持支援機能」が採用されたほか、全車速追従機能付の「アダプティブクルーズコントロール」や、夜間の歩行者も検知する衝突被害軽減ブレーキの「デュアルカメラブレーキサポート」が採用されるなど、先進運転支援システムの機能が拡充されている。これらの機能を支えるのが、夜間歩行者検知機能を有する日立のステレオカメラ。同社独自の機械学習技術を活用した、高精度な検知機能を実現するための画像による教師データが入力されており、夜間における歩行者の検知能力も高められている。

なお、今回のクロスビーは、経済産業省や国土交通省などが普及を推進する「サポカーSワイド」や国土交通省による「衝突被害軽減ブレーキ(AEBS)認定車」に該当している。

車線維持支援機能《画像提供 スズキ》 アダプティブクルーズコントロール(全車速追従機能付)《画像提供 スズキ》 アダプティブクルーズコントロール(全車速追従機能付)《画像提供 スズキ》