新型コロナ関連経営破たんの都道府県別状況《画像提供 東京商工リサーチ》

東京商工リサーチは11月20日、11月19日16時時点で、「新型コロナ」関連の経営破たん(負債1000万円以上)が)が2月から累計702件となったと700件を超えたと発表した。

月別では、103件発生した6月以来、7月が80件、8月が67件と前月を下回ってきたが、9月は100件で3カ月ぶりに前月を上回り、10月は105件で単月最多件数を更新した。11月は19日までで56件が判明している。

集計対象外だが、負債1000万円未満の小規模倒産は累計35件判明しており、負債1000万円未満を含めた新型コロナウイルス関連破たんは累計737件となった。

感染の再拡大が深刻化し、連日各地で過去最多の感染者数が発生している。事業環境が悪化する中、政府や自治体による資金繰り支援が息切れしている模様。新型コロナ対応の追加融資やリスケの見直しなどの時期を迎え、体力の乏しい小・零細企業を中心に経営破たんのペースの加速が予想される。