全国の新型コロナ関連の経営破たん件数《画像提供 東京商工リサーチ》

東京商工リサーチは11月4日、新型コロナウイルス感染症関連の経営破たん件数が10月に105件となり、単月最多件数を更新したと発表した。

新型コロナウイルス感染拡大に関連する経営破たんは、6月に103件となってから、7月に80件、8月が67件と減少していたが9月に100件と3カ月ぶりに増加し、10月はさらに単月最多となった。11月も4日までで14件と高水準で発生しており、業績が回復しない中、政府や自治体による資金繰り支援効果の息切れが鮮明になっている。

今年2月からの累計では11月4日16時時点で全国で660件に達した。集計対象外だが、負債1000万円未満の小規模倒産は累計34件判明しており、負債1000万円未満を含めた新型コロナウイルス関連破たんは累計694件となった。