コンチネンタル(Continental)は10月7日、フォルクスワーゲンの新型EV『ID.3』に、高性能コンピュータを供給すると発表した。
フォルクスワーゲングループは、ID.3を皮切りに、「vw.OS」と呼ばれる車両オペレーティングシステムを導入した。従来の車には、最大でおよそ70個もの異なるコントロールユニットが搭載されていた。新しいITアーキテクチャーでは、各メーカー固有のソフトウェアで作動するこうしたユニットが不要になる。
その代わりに、車両の制御は、統一されたプログラミング言語を使用した数台のコンピュータに集約される。将来的には、ソフトウェアは1つのプログラム ソースから制作されることになる。フォルクスワーゲングループ車の顧客は、車両オペレーティングシステムのvw.OSをベースにしたサービスを体験することが可能になる。
コンチネンタルは、このID.3に、高性能コンピュータを供給する。コンチネンタルの高性能コンピュータは、車両のサーバーとして機能し、デジタル世界へのスマートインターフェイスとなる。コンチネンタルによると、この高性能コンピュータはID.3の新しい電子機器アーキテクチャーの中心的存在であり、フォルクスワーゲンの将来のEVラインナップの中核技術になるという。
また、コンチネンタルの高性能コンピュータのおかげで、将来的にはワイヤレス接続によって、車両に新しいソフトウェア機能とセキュリティアップデートをインストールすることが可能になる、としている。
コンチネンタル、VWの新型EV『ID.3』に高性能コンピュータ供給…車両のサーバーとして機能
2020年10月12日(月) 15時00分
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