日産自動車(Nissan)の米国部門の北米日産は10月1日、2020年1〜9月の米国新車販売の結果を発表した。総販売台数は65万6084台。前年同期比は37.2%減と引き続き減少した。
全販売台数65万6084台のうち、乗用車は前年同期比45.4%減の23万3808台と減少傾向にある。SUVなどのライトトラックも、前年同期比31.5%減の42万2276台と、2年連続で前年実績を割り込んだ。
日産ブランドの1〜9月実績は、59万7064台。前年同期比は37.6%と、引き続き減少した。乗用車系では、主力車種の『アルティマ』が、9万7082台。前年同期比は39.3%減と、減少傾向にある。『セントラ』も6万9873台にとどまり、前年同期比は52.8%減と半減した。『ヴァーサ』も3万0308台にとどまり、前年同期比は47.0%減。最上級セダンの『マキシマ』も、前年同期比46.4%減の1万4055台と減少傾向にある。
ライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系では、小型SUVの『ローグ』(日本名:『エクストレイル』に相当)が、16万7401台を販売した。前年同月比は38.5%減と、2年連続のマイナスだ。中型SUVの『パスファインダー』も、23.9%減の3万7525台と、2年連続で減少した。フルサイズピックアップトラックの『タイタン』も、23.6%減の1万9403台と、2年連続のマイナスとなった。
入門SUVの『キックス』は、前年同期比9.4%減の4万2640台と、マイナス幅をひと桁に抑えた。商用車では、『NV』が33.8%減の1万0376台と後退した。『NV200』(日本名:『NV200バネット』に相当)も、10.9%減の1万2752台とマイナスに転じた。
スポーツカーでは、『370Z』(日本名:『フェアレディZ』に相当)が、1819台を販売した。前年同期比は1.8%減と、マイナス幅をひと桁台に抑えた。『GT-R』は11.7%減の241台を売り上げた。
日産自動車の2019年の米国新車販売は、134万5681台だった。前年比は9.9%減と、2年連続で前年実績を下回っている。
日産米国販売、Z と キックス が減少幅をひと桁台に抑える 2020年1-9月
2020年10月06日(火) 18時45分
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