日野チームスガワラの参戦車両(参考画像)《写真提供 日野自動車》

日野自動車は9月29日、2021年1月3〜15日にサウジアラビアを舞台に開催されるダカール・ラリー2021に、「日野チームスガワラ」として参戦すると発表した。

日野は1991年に日本の商用車メーカーとして初めて同ラリーに参戦してから今回が30回目のダカール・ラリー挑戦となる。

初のサウジアラビア開催となった前回のレースで、菅原照仁による日野レンジャーがクラス11連覇を達成した。2021年大会参戦車両は、前回レースで得たデータを車両開発に反映、様々な改良を加え、更なるタイムの短縮を目指す。

ダカール・ラリーのトラック部門は、排気量が10リットルを超えるモンスタートラックが上位を占めている。日野チームスガワラは「小よく大を制す」をモットーに挑み、自らの持つ記録を塗り替えてきた。今大会でも、長年にわたって蓄積されたノウハウを結集し、「世界一過酷」と言われるラリーに挑戦するとしている。

菅原照仁チーム代表は「(新型コロナウイルス感染拡大の影響で)海外テストなど十分な準備が叶わなかった反面、これまで以上に車両熟成やデータ解析に時間を費やすことができ、例年以上にドライバーとして納得のいく車両が仕上がった」とコメントしている。