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2019年の暴走族少年が前年より314人減って2794人だったことが警察庁が9月8日に発表した「2019年の少年の補導及び保護の概況」で明らかになった。

暴走族人数の全体は213人減って6073人だったことから、成人が増加した一方で、少年の減少傾向は続いている。暴走族に占める少年の割合は前年から3.4ポイント減って46.0%だった。

暴走族6073人の内訳はグループ加入者が1016人、未加入者が5057人と、加入者割合も年々減っている。グループ数は4グループ増えて150グループとなった。

検挙した暴走族少年は163人だった。罪種別では傷害が65人、非侵入窃盗が26人、知能犯が18人。乗り物盗が11人で自動車が1人、オートバイが9人だった。強盗は5人。

一方、窃盗で検挙された少年のうち、乗り物盗が3081人だった。自動車盗が96人、オートバイ盗が725人、自転車盗が2260人だった。車上ねらいは133人、部品ねらいが251人だった。

また、乗り物盗で補導された触法少年は前年から134人減って451人と500人を割り込んだ。自動車盗が3人、オートバイ盗が70人、自転車盗が378人だった。

暴走族の年齢別状況の推移《資料提供 警察庁》 暴走族の人員及びグループ数の推移《資料提供 警察庁》