京成バスは、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から運行開始を延期していた「東京BRT(バス高速輸送システム)」のプレ運行(一次)を10月1日から開始すると発表した。
東京BRTは、都心部と臨海副都心を結ぶバス高速輸送システム。都心に近く開発が進む一方、鉄道網へのアクセスが不便な臨海部と都心を結ぶ交通機関として都が計画。東京の臨海地域における交通需要の増加に速やかに対応し、地域の発展を支える新しい公共交通機関として期待されている。
車両は燃料電池バス(5両)やディーゼルバス(3両)に加え、いすゞと日野自動車が共同開発した国産初の大型路線ハイブリッド連節バス『エルガデュオ』を使用する。エルガデュオは、日本の道路事情に適した車両寸法と操作性に加え、定員119名という大量輸送能力を実現。先進安全装備として、路線バスでは世界初となる「ドライバー異常時対応システム」を搭載する。
プレ運行では、虎ノ門ヒルズ〜新橋〜勝どきBRT〜晴海BRTターミナルのルートを6時台〜22時台まで走行する。運転本数は虎ノ門ヒルズ〜晴海BRTターミナルは毎時3本、新橋〜晴海BRTターミナル毎時4本程度で、エルガデュオはおもに新橋〜晴海BRTターミナルで運行される。
運賃は220円(現金・IC同額、小児半額)、BRT専用1日乗車券500 円(PASMO、Suica のみ対応、小児半額)。BRT専用定期券(PASMO、Suica のみ対応)も9月24日より発売する。
東京BRT、プレ運行を10月1日から開始…定員119名の連節バス『エルガデュオ』など導入
2020年09月07日(月) 21時30分
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