ヤマハ発動機 島本誠取締役(左)と静岡大学 木村雅和副学長《写真提供 ヤマハ発動機》

ヤマハ発動機と静岡大学は9月3日、産学連携強化に向けて、従来の連携のあり方を見直すとともに、新たに共同研究講座設置契約を締結し、両者間での実質的な取り組みを開始したと発表した。

ヤマハ発動機と静岡大学は2008年、イノベーションの創出・人材育成を目的に、包括連携協定を締結。共同研究の推進、静岡大学技術展の実施や大学研究室への訪問などを通したシーズ探索活動等の産学間連携を行ってきた。

今回の共同研究講座設置は、「静岡大学浜松キャンパス100周年記念事業」をきっかけとして、これまでの技術相談や個別の共同研究から、より先進領域における企業ニーズに対して、静岡大学のもつ総合的な知見活用による早期課題解決、イノベーション創出を目指している。さらには「先進技術探索/ビジネス創出」「人材育成」についても、より強固な連携を図る予定だ。

これにより、ヤマハ発動機にとっては、先進領域での早期課題対応、先進技術の獲得および人材育成を、静岡大学にとっては、地域産業の発展や産業界のニーズを直接知ることによる人材育成を目的に、産学連携を推進していく。