トヨタ自動車(Toyota)の米国部門は8月5日、2025年までに米国での新車販売の25%をハイブリッド車にすると発表した。
トヨタブランドは現在、米国市場において、ハイブリッド車6モデルを販売している。乗用車系では、『プリウス』をはじめ、『カローラ』、『カムリ』、『アバロン』にハイブリッド車を設定している。
また、SUVでは、『RAV4』と『ハイランダー』に、ハイブリッド車をラインナップしている。2021年モデルとして導入予定の新型『ヴェンザ』(日本名:『ハリアー』新型に相当)とミニバンの『シエナ』新型は、全車ハイブリッドとした。
新型ヴェンザの新世代のハイブリッドシステムは、高効率の2.5リットル直列4気筒ガソリンエンジンと3つの電気モーターをコンパクトなシステムに組み合わせている。前輪をエンジンとフロントモーターで、後輪をリアモーターで駆動する「エレクトロニック・オンデマンドAWD」を搭載した。高減速比と前後輪トルク配分を100:0〜20:80へと高め、緻密に制御する。これにより、発進加速性や操縦安定性の向上、優れた燃費性能を可能にしているという。
ハイブリッドシステム全体で、219hpのパワーを発揮する。バッテリーは、新開発のリチウムイオンとした。予想燃費性能は複合モードで、約16.6km/リットルとなる見通しだ。
一方、新型シエナでは、2.5リットル直列4気筒ガソリンエンジンに2つのモーターを組み合わせ、ハイブリッドシステム全体で243hpのパワーを引き出す。予想燃費は複合モードで17km/リットル。トヨタによると、クラスをリードする燃費性能を備えているという。
米トヨタ、新車販売の25%をハイブリッド車に 2025年までに
2020年08月08日(土) 19時45分
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