三菱自動車の益子修会長《写真撮影 小松哲也》

三菱自動車は8月7日、益子修会長が健康上の理由により、同日付で、取締役会長と代表執行役を退任したと発表した。

会長職は、当面、加藤隆雄CEOが代行。益子氏は特別顧問に就任する。

益子氏は1972年に三菱商事へ入社し、2003年より同社自動車事業本部長に就任。その後、大規模なリコール隠しで経営危機に瀕していた三菱自動車の再建を託され、2005年に同社取締役社長に就任。これまで、先進的なEV・PHEVの市場投入や、アセアン地域での生産・販売拡大をリード、また日産・ルノーとのアライアンスを組むなど、三菱自動車を牽引してきた。