トヨタL&F gene B《写真提供 豊田自動織機》

豊田自動織機は、2020年4〜6月期(第1四半期)の連結決算を発表。新型コロナウイルス感染拡大による影響で、主力のフォークリフトをはじめ、全事業で減収・減益となった。

車両組立事業の売上高は、『RAV4』が国内、海外向けともに減少したことにより、同29%減の163億円となった。エンジン事業は、GD型ディーゼルエンジンやA25A型およびM20A型ガソリンエンジンなどが減少したことにより、同38%減の193億円。カーエアコン用コンプレッサーは、北米や欧州などで減少したことにより、同47%減の457億円となった。産業車両事業は、主力のフォークリフトトラックが欧州や北米などで減少したことにより、同13%減の3157億円。これら各事業の不振ににより、総売上高は同21.8%減の4308億円となった。

収益については、人件費の減少、グループあげての原価改善活動の推進、諸経費の減少があったものの、売上高の減少や為替変動による影響などにより、営業損失は64億円(前年同期は316億円の利益)、税引前利益は同56.5%減の298億円、四半期利益は同55.2%減の240億円となった。

未定としていた今期の連結業績見通しについては、売上高1兆9000億円(前期比12.5%減)、営業利益600億円(同53.2%減)、税引前利益1100億円(同44.0%減)、最終利益850億円(同41.7%減)とした。

トヨタRAV4《写真提供 トヨタ自動車》