ジャガー・ランドローバーが開発した非接触タッチスクリーン《photo by Jaguar Land Rover》

ジャガー・ランドローバー(Jaguar Land Rover)は7月23日、非接触のタッチスクリーンを開発した、と発表した。新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染拡大を受けて、需要を見込む。

ジャガー・ランドローバーと英国のケンブリッジ大学によって共同開発された非接触のタッチスクリーンテクノロジーは、ドライバーの視線を保ち、バクテリアやウイルスの拡散を減らすのに役立つという。

「プレディクティブタッチ」と呼ばれる特許取得済みのテクノロジーは、人工知能(AI)とセンサーを使用して、ボタンに触れることなく、GPSナビゲーション、空調制御、エンターテイメント設定などが行える。

この技術では、AIがドライバーの意図を予測する。ジェスチャートラッカーのセンサーが得たドライバーの情報を、視線追跡システムなどの他のセンサーからのデータと組み合わせることにより、ドライバーの意図をリアルタイムで推測できるという。

ジャガー・ランドローバーは、ラボテストと路上試験では、予測タッチテクノロジーにより、ドライバーのタッチスクリーン操作時間を最大50%削減でき、バクテリアやウイルスの拡散を抑えられることが確認された、としている。