(イメージ)《イラストAC》

スパークス・グループ子会社のスパークス・イノベーション・フォー・フューチャー(SIF)は6月29日、宇宙開発に関わる人材・技術を支援し、世界と戦える日本発の宇宙企業を育成することを目的とした「宇宙フロンティアファンド」を設立した。

宇宙フロンティアファンドは、「宇宙空間の活用の実現に資する技術」を中核技術と位置づけ、それらの分野の革新的技術を持つベンチャー企業等が出資対象。新型コロナウイルスが引き続き社会・生活に多大な影響を及ぼす中でも、新たな社会に向けた成長を牽引しうる技術を持つ事業を対象に、出資を通じた育成を図り、イノベーションの加速に貢献する。

宇宙フロンティアファンドは、トヨタ自動車や三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行などからの出資を受け、SIFが運営。総額82億円の出資により6月より運用を開始した。

また、2020年12月末までを目途に、新ファンドの趣旨に賛同する投資家から追加出資を募り、最終的には総額150億円規模のファンドを目指す。