ボルグワーナー(BorgWarner)は5月20日、新世代のカムトルクアクチュエーターの「インテリジェントカムトルクアクチュエーター」(iCTA)が、中国の自動車大手、広州汽車集団のGACモーターの市販車に採用された、と発表した。
インテリジェントカムトルクアクチュエーターは、バルブが最適に開閉するようにエンジンを調整する。エンジンが空気を必要とする時、空気の流れを最大にし、空気を必要としない時、空気の流れを最小にする。
インテリジェントカムトルクアクチュエーターは、さまざまな種類のエンジンに対応する。ボルグワーナーによると、とくに直列4気筒エンジンに効果的。アクチュエーター内でオイルを再循環させることにより、エンジン効率の損失を抑え、その結果、燃費の向上や排出ガスの削減、動力性能の向上を実現するという。
コンパクト設計のインテリジェントカムトルクアクチュエーターは、すべてのエンジン回転数で機能し、コールドスタートから高速道路の巡航まで、さまざまな運転条件で空気の流れを最適化する費用対効果の高いソリューションになるという。
このインテリジェントカムトルクアクチュエーターが、中国の広州汽車集団のGACモーターの市販車に採用された。まずは、GACモーターの新型コンパクトSUV の『GS3』に搭載された。エンジン車とハイブリッド車に対応する、としている。
ボルグワーナーの燃費向上のための新テクノロジー、市販車に搭載
2020年05月22日(金) 11時00分
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