知的財産に関する新型コロナウイルス感染症対策支援宣言《画像:デンソー》

デンソーは5月18日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の対策支援として「知的財産に関する新型コロナウイルス感染症対策支援宣言」の趣旨に賛同し、同宣言に参画したと発表した。

新型コロナウイルス感染症のまん延をくい止めるためには、産官学が連携し、治療薬やワクチン、医療機器、感染防止製品等の開発および製造を、従来の常識や固定観念にとらわれない発想とスピードで進める必要がある。

「知的財産に関する新型コロナウイルス感染症対策支援宣言」は、トヨタや日産、ホンダなど、20社の経営者や知財責任者が発起人となって、知的財産権を無償開放して新型コロナウイルスの早期終結に貢献するというもの。

デンソーは同宣言の趣旨に賛同し、世界保健機関(WHO)が新型コロナウイルス感染症まん延の終結宣言を行うまでの間、新型コロナウイルス感染症のまん延終結を唯一の目的とした行為に対しては一切の対価や補償を求めることなく、同社が保有する特許権・実用新案権・意匠権・著作権の権利行使を行なわないことを宣言する。